奥原V 18歳山口に闘志ムキ出し圧倒

 「バドミントン、ヨネックス・オープン・ジャパン」(13日、東京体育館)

 女子シングルス決勝は、世界ランク9位の奥原希望(20)=日本ユニシス=が、同10位で13年覇者の山口茜(18)=福井・勝山高=との日本人対決を2-0のストレート勝ちで制し、世界の上位選手が出場するスーパーシリーズ(SS)大会での初優勝を果たした。

 二度の大ケガから復活した奥原がエースの実力を証明した。過去4戦全勝の18歳をこの日も完全に攻略。「茜ちゃんのバドミントンのセンスはすごい。だけど私はプライド、負けん気、粘り強さでは絶対に負けません」。カッと目を見開き、力強く言い放った。

 11年全日本総合で最年少優勝を果たし、12年世界ジュニア選手権では山口を下し優勝。未来のエースを託された。しかし、13年に左膝、14年に右膝を相次いで手術。その間に山口が頭角を現した。「二度目にケガしたときはダメかと思った」と絶望したが、コートから離れ「支えてくれる周囲への感謝に気づけた」と、精神的に大きくなり昨秋復帰した。

 3年ぶりに臨んだ今大会で初優勝し、「自分のプレーが世界で通用する自信になった」と奥原。「これを続けていかないといけない」と、視線の先はすでに来年のリオデジャネイロ五輪に向いている。現在代表争いではトップ。エースとして、メダル獲得にも期待が膨らむ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス