エディー日本世界11位に 扱いも変化
「ラグビーW杯1次リーグB組、日本-スコットランド」(23日、グロスター)
1次リーグB組初戦で、南アフリカから歴史的勝利を挙げた日本代表は一夜明けた20日、英国南部のブライトンで第2戦のスコットランド戦に向けて練習を再開した。また、最新の世界ランクが発表され、日本は13位から11位に上昇。スコットランドはW杯で試合を消化していないこともあって10位から12位に下がった。
歴史的勝利の余韻に浸っている空気はなかった。FB五郎丸らフル出場した数人は別メニューでリカバリーしたものの、大半の選手は通常通り、実戦的なディフェンスなど、ハードな練習に取り組んだ。
SH日和佐は「多少は疲れているかな?という選手もいたけど、動きだしたら平気だった」と笑った。南アフリカ戦は後半26分から出場。素早いパスで攻撃のテンポを上げ、最後の逆転へとチームを導いた。
「試合の後でホテルに戻ったら、スタッフや宿泊客の皆さんが大勢集まって、ものすごく祝福してくれた。一夜で扱いが変わりました(笑)」。注目度の違いは練習グラウンドでも明らかで、南アフリカ戦前に30~40人ほどだった取材メディアは、倍近い60人超に膨れあがった。
もっとも、視線はスコットランド戦へと向けられている。「僕たちの目標はベスト8に進出することだし、まずスコットランド戦に集中すること。中3日の強行日程だけど、その分、集中したままでいけるのはいいこと」
世界ランクは13位から11位に上昇。スコットランド戦はW杯8強入り、そしてラグビー強国に名を連ねるための試金石になる。