川内優輝、リオ五輪選考レースは熟考
陸上男子マラソンの公務員ランナー、川内優輝(28)=埼玉県庁=が23日、ケープタウンマラソンを終えて、羽田空港に帰国した。昨年12月の左足首の捻挫から調整が遅れている川内は、ケープタウンマラソンでも目標の2時間10~12分台に大きく届かず2時間16分33秒で9位に終わった。
レースでは、いると聞いていたペースメーカーがいなかったり、スペシャルドリンクが半分凍った状態で置かれていたり、給水の袋の破り方が分からなかったりと、慣れない土地ならではのアクシデントもあり、不完全燃焼に終わった。
この大会の結果次第で、16年リオデジャネイロ五輪の選考レースを当初の予定通り12月の福岡国際にするか、来年3月のびわ湖毎日にスライドさせるかを決定する予定だったが「よく考えたい」と、話すにとどまった。