競泳・萩野、復活へ回復ランクアップ中

 「競泳・静岡招待スプリント選手権」(4日、静岡県立水泳場)

 6月末の右肘骨折で世界選手権(8月・カザニ=ロシア)を欠場した萩野公介(21)=東洋大=がゲスト参加。競技には出場しなかったものの、写真撮影会で300人以上のファンと触れ合った。

 萩野は「隣でうれしそうにしている子どもたちからパワーをもらった。水泳をもっと頑張って、みんなにいい報告をしたいなと思いました」。少年少女たちの笑顔が心のリハビリになったようだった。

 7月末から水中での練習を再開した後、7000メートルを超える泳ぎ込みが原因で患部が腫れ、9月上旬の日本学生選手権を欠場。今月28、29日のワールドカップ東京大会(東京辰巳国際水泳場)も欠場する見込みだ。

 2週間前の上月賞授賞式では水中でまだ「キック中心のトレーニング」と明かしていた。しかし、現在は「リハビリと並行しつつ、泳ぐときは5000~6000メートル泳いでいる。練習の質、回復具合は2週間前よりランクアップしている」と、再び練習の距離を延ばすことに成功。実戦の復帰時期は白紙のままながら、確実に復活への道を歩んでいる。

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