エディー日本セットプレー磨き米戦へ
「ラグビーW杯、1次リーグB組、日本-アメリカ」(11日、グロスター)
史上初の1大会2勝を挙げた日本代表は5日、午前中に宿舎で軽いウエートトレを行うなどしてコンディション回復に努めた。FWは午後から確認のためのラインアウト練習を非公開で行った。1次リーグ最終戦の米国戦(日本時間12日午前4時)に向け、セットプレーに磨きをかけた。
世界を驚かせた南アフリカ撃破し、第3戦はサモア相手に完勝。その原動力となったFWはこの日も体を休めることはなかった。
スクラムでは最前列中央でコントロールし、ラインアウトでは正確にボールを投入する副将のフッカー堀江翔太(パナソニック)は自信たっぷりに言う。
「ラインアウトもスクラムも、準備の成果です。ラインアウトはロックと3列、スクラムはプロップが相手の映像を見ながらミーティングを重ねて相手の弱いところを分析して、そこを攻めている」
米国とはW杯で過去2戦2敗。今回も日本FWの奮闘が勝敗の鍵を握る。「勝つためにはFWの安定が大事なんで、しっかり準備します」と堀江。8強進出の可能性は低くなっている。だが、それよりも、日本の成長をより完璧に世界に知らしめる大会3勝目を挙げることしか眼中にない。(英国ウォリック・大友信彦)