桐生力走も滋賀のリレー初優勝ならず
「和歌山国体・陸上」(6日、紀三井寺陸上競技場)
陸上の男子100メートル日本歴代2位(10秒01)の記録を持つ桐生祥秀(東洋大)を擁する滋賀は、成年少年共通男子400メートルリレーで39秒94の2位。初優勝はならなかった。優勝は39秒79の静岡(中道泰貴・高瀬慧・犬塚渉・飯塚翔太)だった。
滋賀の第3走者・桐生は5番手集団でバトンを受けると、アンカーの小谷に2番手でつなぐ力走。39秒94の滋賀県新記録に貢献したが、優勝の静岡には0秒15届かず2位。「僕はもう優勝しか狙っていなかったが、決勝で滋賀県ベストを更新したので悔いなく終われた。すごく楽しくできました」と笑顔が絶えなかった。
右太もも裏肉離れから復帰4戦目となる次戦は布勢スプリント(18日・鳥取市)の100メートルに出場。実戦を重ねるごとに「どんどん良くなっている。たぶん今年のラストレースなので、しっかり自分でも納得のいく走りをしたい。納得できるレースができれば『16』は切れると思うので」。来年開催されるリオデジャネイロ五輪参加標準記録(10秒16)の年内突破に意欲を示した。