リーチ主将 米国戦に向け「必ず勝つ」
「ラグビーW杯、1次リーグB組、日本-米国」(11日、グロスター)
日本代表は、11日(日本時間12日)に1次リーグB組最終戦・米国戦に臨む。10日にスコットランドがサモアに勝てば、日本の準々決勝進出は米国戦を前に断たれるものの、リーチ・マイケル主将(27)=東芝=は「ほかの結果は関係なく、これが一番大事な試合。必ず勝つ」と宣言。1次リーグ全カードのラストゲームでの必勝を誓った。
「スコットランドの結果は関係ない。できれば結果も知りたくないくらい」
10日に、2位通過を争うスコットランドがサモアと対戦する。サモアが勝つか、スコットランドが3トライ以下での引き分けなら日本の自力2位通過が復活するものの、スコットランドが勝った時点で、日本の1次リーグ敗退が決まる。
もっとも、リーチはスコットランド-サモアの結果を気にしない。
「自分たちでコントロールできないことは無視。できることをやる。今週は一番大事な試合。ここで負けたら、この2勝はたまたまだったと思われる。これで帰ることになったとしても、3勝して帰るのと2勝で帰るのとでは全然違う」
米国にはパシフィックネーションズ杯で敗れているが「今のアメリカは、そのときよりもずっと強い。なめたらやられる。勢いをつけて縦にくるチームだから、それを止めるだけ」と言い切る。
1次リーグ40試合の最後を飾る米国戦。闘将は「それはうれしい。特別な試合になるし、世界に日本の良さを見せるチャンス」と笑みも浮かべた。全てを出し切り、W杯で最も印象に残ったチームとして、世界のラグビーファンの胸に刻みこむ。(英ウォリック・大友信彦)