鶴竜、善光寺で横綱17年ぶり土俵入り
大相撲秋場所で2度目の優勝を飾った横綱鶴竜(30)=井筒=が15日、長野市の善光寺境内で約3100人を前に雲竜型の土俵入りを披露した。集まった見物客から「優勝おめでとう」などの大きな声援と拍手を浴びた。
昨年、御嶽山の噴火など多くの自然災害に見舞われた長野県の復興を願って日本相撲協会などが企画した。善光寺で横綱土俵入りが行われるのは初めてで、同県では1998年長野五輪開会式で横綱曙が披露して以来、17年ぶりだ。
土俵入り前に「被害に遭われた方のいろんな思いを込めて一生懸命土俵入りしたい」と意気込んでいた鶴竜は大役を終えると、「いつもと違う雰囲気でしたね」と、安どの笑みを浮かべた。