NZ2大会連続決勝、史上初連覇へ王手
「ラグビー・W杯・準決勝、ニュージーランド20-18南アフリカ」(24日、ロンドン)
ラグビーW杯の準決勝が行われ、史上初の2連覇と最多3度目の優勝を目指すニュージーランドが南アフリカに20-18で競り勝ち、2大会連続4度目の決勝進出を決めた。世界ランク1位のニュージーランドは同3位の南アフリカをノートライに抑え、W杯での連勝を最多13に伸ばした。31日の決勝ではオーストラリア-アルゼンチンの勝者と対戦する。
W杯制覇2度のチーム同士の激戦を、前回覇者が2点差で制した。ニュージーランドのマコウ主将は「ビッグゲームではチャンスをものにするか、しないかに尽きる」と分析した。
5点リードを許し、シンビン(一時退場)で1人少ない劣勢で前半を終えた。しかし後半6分、SOカーターがDGで2点差に。この日の10得点で同国代表最多のW杯通算172点を記録したカーターは「幸運にもうまく当たって飛んでくれた」と胸を張った。
最後は交代したばかりのバレットが逆転トライ。マコウは「そのためにここに来た」と、決勝進出も当然とばかりに言い切った。