「ハンドボール女子・リオ五輪アジア予選、日本２１－３５韓国」（２５日、愛知県体育館）

　４０年ぶりの五輪出場を目指す世界ランク１３位の日本は、同８位で１２年ロンドン五輪ベスト４の韓国に２１－３５で敗れて３勝１敗の２位に終わり、今大会での１６年リオデジャネイロ五輪出場権獲得はならなかった。日本は来年３月の世界最終予選（開催地未定）などで再度、五輪切符獲得に挑む。

　今大会のために現役復帰した藤井紫緒（大阪・宣真高教員）は、チームトップの６得点と奮闘した。

　今年３月に一度、現役を引退し、４月から母校で教職に就いたが、仲間たちの熱心な誘いで復帰。「出張扱い」で臨んでいた。教え子たちも見守る中での試合に「悔しいけど、最高の環境でやれた」。

　世界最終予選もあるが「ここに全てをかけてきたので」と、身を引く可能性を示唆した。