スキージャンプ葛西レジェンド魂継ぐ
ノルディックスキージャンプの14年ソチ五輪銀メダリスト葛西紀明(43)=土屋ホーム=が26日、都内で今季開幕に向けた会見に出席した。
プロ野球界のレジェンド、中日の山本昌投手(50)が今季限りで現役を引退。これまで葛西、サッカーの三浦知良(48)、テニスのクルム伊達公子(45)とともに“レジェンド四天王”と呼ばれていた偉大な選手の引退を、葛西は「残念。結構ショックでした」と惜しむ。同時に「スポーツを盛り上げていくのは、僕みたいな選手が頑張ること。これからアラフォーになっていく選手が諦めずに頑張ろうと思えるような選手でいたい」と、決意を新たにした。
今季も自身の持つW杯最年長優勝記録(42歳5カ月)の更新、前人未到のW杯500試合出場(残り23試合)と多くのレジェンド記録がかかる。シーズンに向け、3日間の断食を4度も敢行し、体重調整を行っている“生ける伝説”は「どんどん最年長記録を伸ばしていきたい」と、どこまでもどん欲だった。