土居ツアー初V 日本人女子10人目
「女子テニス・ルクセンブルク・オープン」(25日、ルクセンブルク)
シングルス決勝で世界ランキング92位の土居美咲(24)=ミキハウス=が同55位のモナ・バルテル(ドイツ)に6-4、6-7、6-0で勝ち、ツアー初優勝を果たした。
日本女子のツアー大会優勝は3日にタシケント・オープンを制した日比野菜緒(フリー)に続いて10人目。土居はツアーのシングルスで決勝に進んだのも今回が初めてだった。
欠けていた最後のピースを手に入れた。競り合いを制してツアー初優勝した土居は「自分のプレーに確信を持てるようになったのが一番大きい」と収穫を口にした。
世界ランキング92位で臨み、全5試合で格上を撃破。「最近は勝てないまでもトップ選手と競って、実力は近いところにあると思えていた。だからこそメンタルの部分が大きかったと思う」と自己分析する。
ザハルカ・コーチは「コートの内側に入って、多彩なショットで攻撃的にプレーできるようになってきた」と技術面の進歩を認めた。本人もさらに意欲をみらぎらせた。来季に向けては「四大大会で一つでも上位に。そういうプレーはできると思うので実現させたい」ときっぱり。「リオ五輪もあるので、そこに向けても頑張りたい」と力強かった。