葛西が過酷な減量を告白 3日間の断食

 ノルディックスキージャンプの14年ソチ五輪銀メダリスト葛西紀明(43)が=土屋ホーム=が26日、都内で今季開幕に向けた会見に出席した。

 昨季もW杯で史上最年長勝利(42歳5カ月)をマークするなど、衰え知らずの“レジェンド”だが、年を重ねる中での苦労を激白した。「体重がなかなか落ちなくなってる。食事を制限するのが辛い。もう4回断食をやってる」。1回の断食で3日間食事を取らないという。

 断食を取り入れたのは、6、7年前から。「1回やって、しばらくやらなかったんですけど、40歳の時に1回やって、42歳の時は2回で、今年はもう4回」と、年を追うごとに回数が増えている。

 ただ、苦行ながらその効果も実感している。「精神的に研ぎ澄まされるし、ジャンプに集中できる。ダメージはないです。逆に体から悪いものが排出される感じがある」と、説明した。

 これもすべてはジャンプのため。まだ目標体重には達しておらず、11月のW杯開幕戦を前に5回目の断食を計画している。「辛いけど、負けたくないからできるし、耐えられる」と、葛西。今季も自身の持つW杯最年長優勝記録の更新、前人未到のW杯500試合出場(残り23試合)と多くの記録が掛かる中、「最年長記録もどんどん伸ばしていきたいし、もう1回ギネスでも表彰されたい」と、キッパリ。尽きることのない勝利への執念が、“レジェンド”を“レジェンド”たらしめている。

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