親子三代横綱へ白鵬長男が相撲デビュー
大相撲九州場所での再起を目指す横綱白鵬(30)=宮城野=が28日、来年1月31日に東京・両国国技館で開催される「第6回白鵬杯」で、長男の真羽人(まはと)君(7)が相撲デビューすることを明かした。白鵬の夢でもある親子三代横綱なるか。将来が期待される。
この日、福岡県篠栗町の宿舎で幕下力士を相手に稽古をした横綱は「こないだ(真羽人君に)まわしを買ってあげた。白鵬杯があるから、メダルを取れるよって言ったら出たいって。気合入ってた」と笑顔を見せた。
白鵬の父ムンフバトさんはモンゴル相撲で5連覇を含む優勝6回の大横綱。その父を見て育った横綱は「押しつけるのは良くないかもしれない。うちのおやじは一言も言ったことない。自然と見ているとやりたくなる」と言いつつも、「そろそろ稽古をしとかないと。まわしをつけて教えてあげた」と、さっそく史上最多の優勝回数を誇る父が指導したという。
新弟子検査で佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の息子、鎌谷が受検した。「彼らに上に上がってもらわないと。ドラマがないからね」と期待する横綱。真羽人君にも同じ夢を託すときが来るかもしれない。
九州場所の出場に向けては、「ぶつかり合ってだんだん張りが出てくると思う。やりたい気持ちを抑えながら」と焦りはない様子だった。