白井圧勝金メダル!種目別床2位に大差
「体操・世界選手権」(31日、グラスゴー)
第9日に種目別決勝の床運動が行われ、白井健三(19)=日体大=が16・233点で、2年ぶり2度目の金メダルを獲得した。自身の名がつくシライ、シライ2とG難度のリ・ジョンソンを入れた、難易度を示すDスコア7・6点という世界最高難度の演技を完璧に遂行。2位に大差をつける圧勝だった。
こだわりの種目で、タイトルを奪い返した。「金メダルを取れるという自分の実力も分かっている」と話していたが、有言実行の70秒間だった。昨年は0・017点差で銀メダルに終わり、「守りの気持ちが負けにつながった」と反省。持ち前のひねりに加え、宙返り系のリ・ジョンソンを加えた攻めの構成で臨んだ。
白井は「ちゃんとやれば勝てると分かっていた。今年は(優勝を)狙っていたので達成感が大きい。世界がびっくりしてくれたと思う。もっと難しい技を入れる勇気はある。来年の自分はもっと楽しみ」と話した。