16歳永井が表彰台、初出場GPで3位
「フィギュアスケート・GPシリーズ第2戦・スケートカナダ・第2日」(31日、レスブリッジ)
GP初出場で16歳の永井優香(東京・駒場学園高)が3位になった。アシュリー・ワグナー(米国)が優勝し、村上佳菜子(中京大)は4位だった。
初のGP出場で、いきなりの表彰台となった。今季からシニアに本格参戦した永井は、フリーこそ7番目の得点にとどまったが、SP2位の貯金を生かし3位に入った。「信じられない結果。自分の自信につながった」と顔をほころばせた。
冒頭のルッツ-トーループの2連続3回転ジャンプを決めた後、3回転ループが1回転になるなど失敗もあったが、踏みとどまった。「今できることを精いっぱいできた」と納得の様子だった。
9月ごろからジャンプが不振に陥り「気持ちが折れるぐらい泣いていた」(関コーチ)という。だが、永井は「試合が近づいてきて、やらなきゃなという気持ちになった」と奮い立ち、大会へ間に合わせた。粗削りな部分も残しつつ、たくましさを増したホープが、世界にその名をアピールした。