シンクロ・リオ予選代表10人内定
シンクロナイズドスイミング日本代表の最終選考会が3日、横浜国際プールで行われ、16年リオデジャネイロ五輪の世界最終予選(3月、ブラジル)に向けてエース乾友紀子(24)=井村シンクロク=ら10人が内定した。井村雅代(65)ヘッドコーチは「五輪での日本の立場を確立するためにも(予選は)1位通過しか考えられない」と厳命した。
04年北京五輪以来のメダル奪回を目指すメンバーが決まり、結果的には、銅メダルを獲得した今夏の世界選手権と同じ顔ぶれが残った。だからこそ、名伯楽の目には物足りなく映る。「夏まであれだけ体を鍛えたのに(元に)戻ってる。もう少しプライドを持ってほしい」。年始以外は不休で鍛え上げる予定で「また怒鳴りまくらないといけない」と再び“猛しごき”を予告した。
メダル奪回へ“空中殺法”も取り入れる。課題のリフト向上へ中国雑技団出身の盧毅(ルー・イー)氏を3年ぶりに合宿に招くことになり、井村HCは「私たちが想像もつかないアイデアを出してくれる」と期待。ド派手な最終兵器でライバルの中国、ロシアに挑戦する。