66キロ級阿部3位に涙リオ五輪絶望的

 「柔道・講道館杯」(7日、千葉ポートアリーナ)

 男子66キロ級で昨年最年少優勝を果たした阿部一二三(18)=兵庫・神港学園=は、準々決勝で丸山城志郎(天理大)に優勢負け。敗者復活戦で3位となったものの、12月のグランドスラム東京への出場権を逃し、16年リオデジャネイロ五輪出場は絶望的となった。

 同60キロ級では、バルセロナ五輪金メダルの古賀稔彦氏(47)の次男・玄暉(16)=大成高=が、敗退した準々決勝で後頭部を強打し、救急車で病院に運ばれ検査を受けた。入院の必要はないという。

 リオ切符が事実上消滅し、いつもは強気な18歳のほほに涙が伝った。阿部は「情けない」とポツリ。世界ランクでは五輪出場圏内だが、1枠を争う国内では3番手。来夏へ望みをつなぐには優勝=グランドスラム東京出場が必須だったが、「知らない間にプレッシャーがあった」と、初めて体感する重圧が体の自由を奪い去った。

 男子代表の井上監督は「リオへ黄信号になったことは現実」と眉間にしわを寄せ、「1%でも可能性がある限り東京五輪も見据えて最後まで挑戦してほしい」と期待した。

 大器の片りんも見せた。3位決定戦ではこの日初の一本勝ち。「最後は自分のやるかやられるかの勝負ができた。次に向けて組み手を増やさないと」。挫折をバネに、ここから誰よりも大きな成長曲線を描いていくしかない。

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