高校ラグビーにも“五郎丸効果”
高校ラグビーにも“五郎丸効果”が表れた。全国大会を中継する大阪・毎日放送(MBS)は12日、第95回大会(12月27日~来年1月11日)のインターネット中継を大幅に拡大すると発表した。昨年までは準決勝、決勝の計3試合をすべてディレイ(事後)配信していたが、今回は花園ラグビー場の第1グラウンドで行われる1回戦から準決勝までの全22試合を初めて生中継(決勝戦のみ事後配信)。準決勝、決勝は地上波で生中継する。
今年は五郎丸ポーズで大人気となったFB五郎丸歩(29)=ヤマハ発動機=ら、日本代表のW杯イングランド大会での大活躍でラグビー人気が爆発。年末年始には、エディー・ジャパン戦士が自身の高校時代を振り返り、同時に花園に挑む現役高校ラガーマンにエールを送るミニ番組を放送する。
ほかにも、五郎丸ら日本代表のゲスト解説などを検討中。同局マスコットキャラクター・らいよんチャンも大会PR用に両手を合わせる“五郎丸ポーズ”を取っているという。
同局の三村景一社長(60)は「高校サッカーの決勝は国立競技場がお客さんで満杯になっている。花園の決勝も満杯にしたい。日本代表が南アフリカに勝った時には『世の中にこんなにラグビーファンがいたの』というぐらい盛り上がった。大阪での高校ラグビーの決勝をもっと話題にしたい」と力を込めた。