「男子テニス・ＡＴＰツアーファイナル」（１５日、ロンドン）

　男子テニスの年間成績上位８人による今季最終が開幕し、シングルス１次リーグＡ組で世界ランキング８位の錦織圭（２５）＝日清食品＝は、４連覇を狙う同１位のノバク・ジョコビッチ（２８）＝セルビア＝との初戦にストレートで完敗した。

　同じＡ組で世界３位のロジャー・フェデラー（スイス）は同６位のトマーシュ・ベルディハ（チェコ）にストレート勝ちした。

　１次リーグは４人ずつ２組に分かれて総当たりで争われ、各組上位２人が準決勝に進出する。錦織は１７日の第２戦でベルディハと対戦する。

　四大大会で今季３勝のジョコビッチにブレークポイントさえ握れず、わずか１時間５分で完敗。錦織は「相手が強すぎた。すごく差を感じた」とショックを隠せなかった。右肩痛でスイス室内を欠場したのに続き、直近のマスターズ・パリ大会は３回戦で左脇腹痛のため途中棄権。「特にサーブ練習ができなかった。まだ不安はある」と影響を口にした。