北島康介“思い出の地”で貫禄示す1位

 「水泳・東京SCジュニア優秀選手招待公認記録会」(21日、東京SC)

 男子200メートル平泳ぎは、今夏の世界選手権代表を逃した北島康介(33)=日本コカ・コーラ=が2分13秒08で1位になり、前日の100メートル平泳ぎに続き2種目を制した。28年前に競泳を始めた思い出の地で復活の糸口をつかんだ。

 前日の100メートルに続き、体力的に不安を抱いていた200メートルでも世界選手権代表の立石諒、小関也朱篤を破って1位。タイム的にはまだまだリオデジャネイロ五輪派遣標準記録(2分9秒54)に届かないが、当面のライバルを倒して五輪2大会連続金メダリストの貫禄を示した。

 「ここは一応ホームだからね。ホームとしての役割は果たせたかな。彼ら(ライバル)もこれから強化に入ると思うけれど、来年に200でも勝負に行く姿勢は見せられたと思う」

 目標とするリオ五輪まで1年を切って、眼光の鋭さが増してきた。予選落ちした1カ月前のワールドカップ東京大会より4秒85もタイムを短縮。指導する日本水連の平井伯昌競泳委員長も「大学生よりもアドバイスの吸収力が早い」と舌を巻く。今月末からスペイン高地合宿に出発する北島は「200メートルも強化していく方向性が見えたし楽しみが増えた」と不敵に笑った。

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