立命大V!関学大の6連覇阻んだ
「関西学生アメフット、立命大30-27関学大」(22日、ヤンマースタジアム長居)
立命大が関学大との全勝対決を30-27で制し、3校優勝だった2010年以来、5年ぶり10度目の優勝を果たした。関学大は6連覇を逃した。立命大は全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」(12月13日、甲子園球場)の出場を懸け、29日に神戸市王子スタジアムで行われる西日本代表決定戦で西南学院大(九州)と対戦する。
10年から関学大に引き分けをはさんで3連敗中だった立命大。しかも、12年から3年間はオフェンスで得点できていなかったが、この日はパワーで相手を上回り、計4TDを奪った。
エースRBの西村七斗(2年・大産大付)が2TDの活躍。「(関学大の)低いタックルに対してタイミングを早く(自分の姿勢も)低くすることを考えた」。第1Q終了間際に、相手ディフェンスを“背面跳び”のようにかわして先制TDを奪い、チームを勢いづけた。23-20と詰め寄られた第4Q終盤には30ヤードを走り、勝負を決めるTDを奪った。
米倉輝監督(44)は「リーグ戦中もずっと関学さんを意識して練習してきた。(関学大に)負け続けてきた最上級生の思いがつまった勝利」と感慨深げだった。