OBラガーマン花園で熱戦再び
かつてラグビーの全国高校大会を沸かせた大阪の4校のOBたちが29日、東大阪市の花園ラグビー場で熱戦を繰り広げた。集ったのは優勝経験がある北野高、天王寺高、大阪工大高(現常翔学園高)と、大阪朝鮮高級学校のOBで、計100人以上が参加した。
戦争のため関西と九州に分けて開催された1942年、第24回大会の関西大会決勝で対戦した北野高-天王寺高は、北野高が26-0で圧勝した。北野高は現在、3年生2人だけだった部員が引退し、休部の危機を迎えている。OB会長の藤村研二さん(70)は「W杯で熱が高まった。部員が入ってくれれば」と期待を寄せた。
常翔学園高で監督を務める野上友一さん(57)も大阪工大高OBとして参加。大阪朝鮮高級学校と29-29の激闘を演じ「このジャージーを着たら気合が入りますわ」と汗を拭った。