イタリアでも…26選手ドーピング逃れ

 イタリアの反ドーピング機関は2日、陸上の2012年ロンドン五輪男子三段跳び銅メダリスト、ファブリツィオ・ドナートら26選手がドーピング検査を逃れたとして2年間の資格停止を要請した。聴聞会を開いた上で、来年に国内の反ドーピング裁判所で処分が確定する見通しだ。

 イタリア・オリンピック委員会によると、検体の提出拒否や、選手の所在地申告の規則を破ったことが問題視されている。07年世界選手権男子走り幅跳び銀メダルのアンドリュー・ハウ、3月のびわ湖毎日マラソン2位のダニエル・メウッチら有力選手も多数含まれ、既にリオデジャネイロ五輪の出場権を獲得した選手もいる。

 女子ハンマー投げのシルビア・サリスはANSA通信に「居場所情報のシステムに問題があった。技術的な不備だ」と説明した。

 国際陸連は組織的なドーピング問題でロシア陸連に資格停止処分を科した。ケニアでも問題が浮上しており、陸上界のドーピング問題は拡大が続いている。

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