バスケの新星・八村 米名門大受験へ

 日本バスケットボール界の宝が、米国へ足を踏み出す。宮城・明成高のフォワード八村塁(3年)が6日に同校で会見し、NCAA(全米大学体育協会)1部の強豪ゴンザガ大から奨学金を得ることで合意したと発表した。正式な入学には今後の学力テストなどをクリアする必要があるが、国内の高校生がNCAA1部校から奨学金を得るのは史上初となる。

 201センチ、98キロ。巨体を制服に包んだ八村が、受験するのはNBAのアシスト王ジョン・ストックトンさん(元ジャズ)をはじめ複数のNBA選手を輩出し、今春全米ベスト8の強豪ゴンザガ大だ。「今はすごくわくわくしています。ゴンザガ大は激しい、いい練習をしていて、そこでやれるのもうれしいです」と緊張しながら報告した。

 八村が今回、交わしたのは、奨学金を得ての進学先をゴンザガ大に決めるという合意文書。入学が決定したわけではなく、NCAA規定の学業成績をクリアしなければならない。

 昨年のU-17世界選手権で得点王を獲得したことなどが評価された。入学試験は基本的にすべて英語でなかなかの難関だが、大学側はもし今年入学できなくても、補習校を紹介し来年また奨学金を提示する計画だという。

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