葛西17位と出遅れるも手応え
「ノルディック・W杯ジャンプ男子」(6日、リレハンメル)
個人第3戦が行われ、43歳の葛西紀明(43)=土屋ホーム=は253・4点で17位だった。1回目に92・5メートルで20位と出遅れ、2回目は99メートルを飛んだが、巻き返せなかった。ケネト・ガングネス(ノルウェー)が98メートル、99メートルの好飛躍をそろえ278・2点で初優勝した。強風のため、第2戦に続いてノーマルヒルで実施された。
17位は満足できる結果ではない。それでも葛西の表情に落胆の色は濃くなかった。不得手のノーマルヒルで2回目はHSに肉薄。1回目から順位を三つ上げ「向かい風が当たると伸びる」と手応えも感じた様子だった。大荒れだった第2戦で30位に終わり、第3戦は約2年ぶりに予選からの出場だった。「久しぶりだったので、落ちたらどうしようという妙な緊張感があった」と笑みものぞかせていた。