関西王者・同大“死のC組”で快勝発進

 「ラグビー・全国大学選手権2次リーグ、同大36-8慶大」(13日、秩父宮ラグビー場)

 2次リーグが始まり、8年ぶりに関西大学リーグを制したC組の同大は、7人制日本代表のWTB松井千士(3年)が1トライを決めるなど36-8で慶大に快勝した。7連覇を目指すA組の帝京大は法大に66-7で圧勝。19大会ぶりの日本一を狙うD組の明大は京産大を53-14で下した。2次リーグは16校が4組に分かれて総当たり戦を行い、各組1位が来年1月2日の準決勝に進む。

 関西王者がアウェーの秩父宮で暴れ回った。同大は前半、立て続けにスクラムから相手を崩し、トライを重ねた。前半14分には、こぼれ球をキャッチした松井が「守備の穴が見えた」と50メートル5秒7の快足で抜き去りトライ。「関西王者としてのプライドを見せたかった」と胸を張った。

 後半開始直後にはヒヤリとする場面もあった。空中戦で競り合った松井が背中から落下し、しばらくもん絶。それでも「ここで抜けると士気が下がる」と腰を押さえながらピッチに立ち続け、慶大の反撃を許さなかった。

 前回準優勝の筑波大、大東大など強豪がひしめく“死のC組”で快勝発進。「全勝で4強入りして歴史を変えたい」と宣言した松井は、20日の筑波大戦で、同じポジションで7人制日本代表を争う福岡と直接マッチアップする。「大一番で、少しでも自分が上だというところを見せたい」。代表アピール、そして31大会ぶりの日本一に向けて、自慢の足をフル回転させる。

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