アメフト パナソニック劇的V
「アメフット・ジャパンXボウル、富士通21-24パナソニック」(14日、東京ドーム)
パナソニックが24-21で前回王者の富士通に逆転勝ちし、パナソニック電工時代の2008年以来7年ぶり7度目の優勝を果たした。終盤にベテランQB高田鉄男(34)が底力を発揮した。来年1月3日に東京ドームで開催される日本選手権「ライスボウル」で、全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」を制した立命大と対戦する。
「負ければ引退」の覚悟を持って臨んだ大一番で、34歳のエースQB高田が輝きを放った。10-21で第4Q終盤を迎えたが、厳しい状況でも闘志は衰えていなかった。ディフェンス陣がインターセプトなどからチャンスをもたらすと、高田も長いTDパスを通し、これに応える。残り1分あまりで値千金の逆転TDパスを通した。
「最後まで諦めないとみんなで決めていた。昔だったら負けていた」と高田。ライスボウルでは母校の立命大と対戦することになり「うれしいのひと言です」と声を弾ませた。