「ラグビー・トップリーグ、神戸製鋼４３－１４ヤマハ発動機」（１９日、ヤマハスタジアム）

　ヤマハ発動機は本拠地で見せ場を作れなかった。日本代表ＦＢ五郎丸歩（２９）は「すべての局面で負けていた。ヤマハの良さがまったく出せず、完敗だった」とうなだれた。序盤から神戸製鋼に押し込まれ、７トライを許しての完敗だった。

　今季全試合で先発していたＳＨ矢富の出場停止も響いた。前日、前節（１２日）のＮＴＴドコモ戦での危険なプレーに対する処分が決定。「開幕からずっと矢富さんに合わせていた。ゲームを作っている一人だし、パスの長さやタイミングも違うので、やっぱり大きかった」。五郎丸も認める痛手だった。

　ヤマハスタジアムには０６年１２月の三洋電機戦以来、史上２番目となる１万２８４２人が詰めかけた。９年ぶりの１万人超えだったが「ホームのチームとして期待に応えられず残念」と悔やんだ。