オコエ瑠偉の妹・桃仁花もバスケ大活躍
「バスケットボール全国高校選抜優勝大会・1回戦、明星学園81-64湯沢翔北」(23日、東京体育館)
楽天のドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(18)=関東一=の妹、オコエ桃仁花(もにか、2年)所属の明星学園(東京)が湯沢翔北(秋田)に快勝。桃仁花はチーム最多の出場36分間で16得点、17リバウンド、3アシストと活躍し、兄と約束した桜花学園(愛知)の3年連続3冠阻止へ好スタートを切った。
桃仁花が、兄の見守るコートでチームの起爆剤となった。試合開始から4本連続でシュートを沈め、開始4分で12-4とリードする原動力となる。中盤戦からもノールックパスとリバウンドで攻守のリズムをつくり続け、甲子園のヒーローだった兄に劣らぬ存在感だった。
「兄には手を振りました(笑)。序盤のシュートは、自分で点を取ると調子が出るので(狙って)いきました。兄は甲子園ベスト4だったので、それを超えたいです」
高校女子の世界に君臨する桜花学園。今大会を制すれば3年連続3冠(高校総体&国体&高校選抜)だ。明星学園も、今年の高校総体準決勝で対戦し、38-52で敗れている。
「桜花を止められるのは明星学園しかいないと思います」。勝ち上がれば準々決勝(26日)で対戦するだけに、早くもその存在を強く意識している。
大会前には兄からも「桜花を止めないと駄目だぞ」とメッセージを送られたという。「『止めます、がんばります』と返しました」。絶対女王を倒し、一足先に全国で活躍、プロの世界に足を踏み入れる兄以上の足跡を残すつもりだ。