東洋大“口町ロケット”不発で2位
「箱根駅伝・復路」(3日、箱根~大手町=5区間)
2年ぶりの優勝を狙った東洋大は、追い上げが不発に終わり、優勝した青学大から7分11秒差の11時間0分36秒で2位に終わった。昨年2位の駒大は3位。混戦となったシード権(10位以内)争いでは昨年4位の明大が14位に終わり、8年ぶりにシード権を喪失。6位の順大が3年ぶり、7位の日体大、10位の帝京大が2年ぶりにシードを獲得した。
往路2位から逆転を狙った東洋大だったが、期待を込めて送り出した6区の口町亮(3年)が区間4位にとどまり、差を詰め切れなかった。「うまくリズムに乗った走りができなかった」と、今季全日本でMVPを獲得するなど絶好調だった通称“口町ロケット”が不発に終わり、その後ジリジリと突き放された。
酒井監督は「青学はあらためて強いチームだと痛感させられた。6区で追撃態勢を取りたかったが、青学の選手の素晴らしい走りで、口町にも焦りが出た」と、ライバルの強さに脱帽した。
2区で2年連続区間賞を獲得した服部勇ら4年生が卒業。来年に向けては「穴は大きいが、学生らしく総合力で埋めていきたい。青学は強いが、我々も箱根の勝ち方を知らないわけではない」と、強気に言い放った。