桐蔭学園初の単独Vを監督にプレゼント
第95回全国高校ラグビー大会は、11日に東大阪市の花園ラグビー場で東海大仰星(大阪第1)-桐蔭学園(神奈川)の決勝が行われる。10日は両校が最終調整した。5大会ぶりの頂点を狙う桐蔭学園は神戸市内で汗を流し、この日、48歳の誕生日を迎えた藤原秀之監督に初の単独優勝をプレゼントすることを誓った。
桐蔭学園フィフティーンが、藤原監督に1日遅れのバースデープレゼントを贈る。主将のSH斎藤は「何かやろうという声もあったけど、試合前だし、やるのは優勝してから。試合が終わってから」と、5大会ぶりの頂点をにらんだ。
東海大仰星とは2大会前の決勝で顔を合わせ、14-19で敗れた。背番号21をつけ、後半12分から出場した斎藤は、今でも試合後のロッカールームを思い出す。当時の3年生の泣き顔は忘れられず「あまり見たことがなかった。先輩の思いも背負って、しっかり戦いたい」と雪辱を誓った。
5大会前の東福岡との決勝は、31-31で両校優勝となった。「60分間、走り続けて勝ちたい」と斎藤。東海大仰星にリベンジし、指揮官に単独での日本一を届ける。