スキージャンプ高梨 圧勝で今季3勝目

 「スキージャンプ女子・W杯」(16日、札幌市宮の森ジャンプ競技場)

 高梨沙羅(19)=クラレ=が97メートル、98メートルを飛び、2回ともトップの合計265・6点で圧勝、今季3勝目、通算33勝目を挙げた。伊藤有希(土屋ホーム)は10位、勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)は16位、岩渕香里(松本大)は17位だった。

 高梨は1、2回目とも他の選手より1メートル低いスタート位置から出た。助走速度は落ちたが結果はどちらもHSに迫る大飛躍。「いい内容のジャンプをそろえられた」と笑みがこぼれた。飛距離だけでなく、飛型点もトップで、地元での優勝に花を添えた。

 試合で設定されたスタート位置は普段の練習より5段も高く「恐怖心があった」という。2段下げたのはコーチの指示によるもの。それだけの力があるからこその判断だった。夏に体幹など体の基礎を固めるトレーニングの配分を増やしたことが成果につながった。

 W杯通算60試合目の出場を勝利で飾り、札幌での試合は5連勝。「勝ちたいと思っていた。安心した」と表情を緩めた。

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