北島5大会連続五輪へ初実戦まずまず

 「東京都新春水泳競技大会」(16日、東京辰巳国際水泳場)

 短水路(25メートルプール)で争われ、5大会連続の五輪出場を目指す北島康介(33)=日本コカ・コーラ=は100メートルメートル平泳ぎで新年初の実戦に臨み、昨年の記録を0秒47上回る58秒18で1位だった。

 北島は「記録は決して良くはないけれど、十分に自分の中では納得のできるレース展開だった。まずまずの出だしは切れた」と、五輪イヤーに幸先の良いスタート。昨年末に標高約2300メートルのシエラネバダ(スペイン)で約3週間の合宿をこなし、動きも軽快だった。

 24日の記録会を挟み、30日からは五輪の舞台と同じ長水路(50メートルプール)で開催される、自らの名が冠となった東京都選手権に3週連続で出場。100メートル平泳ぎの五輪派遣標準記録が59秒63までハードルが上がっているだけに「ここ3年ぐらい(1分0秒台を)切れていないからね。北島杯でそれを目指し、59秒台をきちんと出せたら自信になる」。13年世界選手権以来3年ぶりとなる59秒台突入を目標に掲げた。

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