105歳宮崎秀吉さん記録更新意欲
関西運動記者クラブ選定の第59回関西スポーツ賞の表彰式が18日、大阪市内のホテルで行われた。プロ野球阪神の藤浪晋太郎のほか、陸上の現役世界最高齢スプリンターとしてギネス世界記録にも認定された105歳の宮崎秀吉さん、フィギュアスケートの全日本選手権女子シングルで2連覇を果たした宮原知子(17)=大阪・関大高=らに賞状と記念品が贈られた。功労賞は、昨年8月に引退した柔道男子五輪3連覇の野村忠宏さん(41)に贈られた。
家族の手に支えられながらも、105歳の「世界最高齢スプリンター」は、しっかりと自らの脚で立ち、両手で賞状を受け取った。昨年9月に京都で行われたマスターズ陸上の100メートル(105~109歳)で42秒22、砲丸投げで3メートル25の世界記録を樹立した宮崎さんは、終始笑顔を振りまいていた。
「これほど大きな賞をいただけるなんて、夢にも思わなかった。有り難いことです」。18歳で陸上に取り組み、93歳で競技を再開。昨年9月の記録樹立後、男子100メートル、200メートル世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)もツイッターで祝福した。
宮崎さんは記録更新に意欲を見せており、「健康にあと2、3年がんばっていこうと思っています」と話した。