東芝6季ぶりVで信頼回復誓う

 「ラグビー・トップリーグ・決勝、東芝-パナソニック」(24日、秩父宮)

 ラグビーのトップリーグ決勝に臨む東芝とパナソニックが18日、都内で会見した。6季ぶりの優勝を狙う東芝の冨岡鉄平監督(38)は、昨年発覚した自社の不正会計問題にあえて言及。優勝し、信頼回復への一助となることを誓った。3連覇を狙うパナソニックの日本代表フッカー堀江翔太主将(29)は、“逆境の東芝”を警戒した。

 穏やかに進んだ会見で、冨岡監督は意を決したように、昨年発覚した自社の不正会計問題に言及した。

 「昨年、東芝の不正会計が起き、今年もまだ解決せずに厳しい状態が続いている」と話した上で「そんな中、(パナソニックの)堀江たちが中心になって、(W杯で)偉業を成し遂げて、素晴らしい日本ラグビーの変革期を迎えている。その中心を東芝が走る。東芝もグループ全社、全社員が信頼回復に向けて全力を挙げている。ラグビー部ができることは勝ち続けることしかない」と誓った。

 発言の裏には会社への感謝がある。09年にラグビー部員が窃盗容疑で逮捕、大麻成分に陽性反応を示したドーピング違反と不祥事が相次いだ。「廃部だと思った。でも会社が“全面的に守る”と言ってくれた。だから今、やるのは俺たちだという気持ち」と冨岡監督。6季ぶりのVを、最高の恩返しにしてみせる。

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