愛ちゃん、まさかの敗戦で火が着いた
卓球女子のリオデジャネイロ五輪代表候補になっている福原愛(27)=ANA=が18日、ワールドツアーのハンガリーオープン(20~24日・ブダペスト)に向けて羽田空港から出発した。
全日本選手権ではベスト16で敗れ、10代の若手選手3人が4強入り。五輪イヤーを不本意なかたちでスタートしたが、「あれでお尻に火が着いたし、負けられないと思った」。前日の練習では再びタッグを組むことになった張コーチとともにフォアハンドのフォーム改善に取り組み、より威力のあるボールを打ち返す手応えをつかんだ。
早朝からの降雪で都内の交通機関は大パニック。午前7時に起きてタクシーを呼ぼうとしたが、予約殺到でバス移動にした。マンションの玄関前は雪で、キャリーバックでの移動が困難になったが、慌てず騒がず。仙台市生まれで青森山田中、同高で6年間過ごし、雪には慣れているとあって、自宅マンションの清掃員に雪かきのこつを伝授。10メートルほどの道のりの雪かきを手伝い、遅刻を免れた。
「つま先から歩こうとすると滑って危ないから、かかとから、いや土踏まずから踏み出すようにして、けがしないようにしてください」と報道陣を気遣っていた。