錦織初戦突破!抜群の集中力みせた

 「男子テニス・全豪オープン」(18日、メルボルン)

 四大大会第1戦が開幕してシングルス1回戦が行われ、男子は世界ランク7位の第7シード、錦織圭(26)=日清食品=が同34位のフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)をストレートで退け、6年連続で初戦を突破した。2回戦では同103位のオースティン・クライチェク(米国)と戦う。女子の奈良くるみ(安藤証券)はオセアヌ・ドダン(フランス)に勝って2年ぶりに2回戦へ進み、四大大会初出場の日比野菜緒(フリー)は第5シードのマリア・シャラポワ(ロシア)に屈した。

 錦織は今季の四大大会初戦で一度もブレークポイントを許さなかった。猛暑のメルボルンで危なげなく最初の関門をクリアし、日の丸が揺れた観客席から喝采を浴びた。

 「特に良かった」と自賛した最速200キロのサーブで優位に立ち、鋭いフォアとバックで32歳の試合巧者を揺さぶった。相手のサービスゲームでも第1セットで初のブレークチャンスをきっちりとものにするなど流れを引き寄せ「落ち着いてプレーできた」と、うなずいた。

 昨季、四大大会では全豪と全仏の8強が最高。14年の全米準優勝からのステップアップはならなかった。「今26歳で、これからどんどん経験を積んで強くなれると思う」と言い切る日本のエースが、より一層の活躍に向けた第一歩を確かに刻んだ。

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