大坂なおみ シードにストレートで快勝

 「テニス・全豪オープン」(21日、メルボルン)

 女子シングルス2回戦で大坂なおみ(18)が第18シードのエリナ・スビトリナ(ウクライナ)にストレートで快勝した。3回戦では第14シードで元世界ランキング1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦する。女子ダブルス1回戦で土居美咲(ミキハウス)日比野菜緒(フリー)組、奈良くるみ(安藤証券)チャン・シンウェイ(台湾)組はいずれも敗れた。

 父がハイチ出身の米国人で、母が日本人の新星の勢いが止まらない。四大大会初出場の大坂が、ストローク勝負で押し勝った。180センチ、69キロのがっちりとした体格を生かしたパワーを存分に発揮してシード選手も撃破。最後は鋭いフォアハンドで試合を決め「3回戦へ行けて、とてもうれしい」と喜んだ。

 2014年の過去唯一の対戦では、大坂がフルセットで敗れているこの対決。第1セットはゲームカウント1-3から4ゲームを連取して優位に立った。5-4の第10ゲームでは、5度のジュースの末に逆クロスのフォアの決定打でセットポイントを生かした。

 第2セットも、ラリーで打ち負けずに2-2の第5ゲームでブレーク。サービスゲームを全て取り、勝利へつなげた。

 憧れるセリーナ・ウィリアムズ(米国)から「本当に若くて積極的。才能があって危険な存在」と、賛辞を受ける大阪生まれ、米国育ちの大器。豪快なテニスで「ナオミ・オオサカ」の名を、世界にアピールした。

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