ラグビー日本代表ジョセフ新HC誕生

 日本ラグビー協会は21日、日本代表のエディー・ジョーンズ前ヘッドコーチ(HC)の後任として、昨季の「スーパーラグビー(SR)」でハイランダーズ(ニュージーランド)を優勝に導いたジェイミー・ジョセフ監督(46)の就任を発表した。

 同日に東京都内で開かれた理事会で報告され、日本協会の坂本典幸専務理事は「2019年W杯の自国開催を委ねられる方。世界にネットワークがある、日本の事情を知っている、という条件の中で彼を選んだ」と述べた。日本協会は2月1日に記者会見を開いて詳細や強化方針を説明する。

 日本代表は昨年のW杯1次リーグで南アフリカを破るなど歴史的な3勝をマーク。12年から指揮したジョーンズHCは大会後に退任していた。

 ジョセフ氏の契約期間は日本で開催される19年W杯終了までで、ハイランダーズの今季終了後から指揮を執る予定。

 ジョセフ氏は日本協会を通じ「W杯19年大会に向け、日本のラグビーを前進させていくことは真の挑戦であり、名誉なことだ」とコメントした。

 ジョセフ氏は、当面は契約が残るSRハイランダーズでの指揮に集中するため、チームづくりはシーズン後までずれこむことになった。代表活動は世界的にも春と秋に分かれており、手腕を発揮するのは秋からとなる。

 SRは2月下旬に開幕し、決勝は8月上旬までで、この間の代表戦は現時点でアジア選手権と6月のスコットランド戦2試合が予定されている。昨年のW杯の再戦となるスコットランド戦の不在は残念だが、相手チームとの実力差が大きいアジア選手権はU-20世代など若手で臨むことも検討されており、悪影響は限定的といえそうだ。

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