ロンドン五輪・銅の清水 代表入り逃す
ボクシングのリオデジャネイロ五輪アジア・オセアニア予選(3~4月、中国)代表選考会が25日、都内で行われ、ライト級では、12年ロンドン五輪銅メダルの清水聡(29)=ミキハウス=が成松大介(自衛隊)に敗れ、代表入りを逃した。
国際ボクシング連盟(AIBA)から資格停止処分を受け、1年4カ月ぶりの実戦となった清水。2回終了間際に偶然のバッティングで両者が出血のため闘えなくなり、その回までの採点で判定負けを喫した。「ヒット数は僕の方があったが、採点基準はいろいろある」と敗戦には納得。ロンドン五輪後に紛失した銅メダルが今月、自宅から出てきたばかりで「見つかったからダメだったのかな…」と苦笑いした。
ただ、成松がアジア予選で出場枠を獲得できなければ3大会連続五輪出場の可能性は残るだけに「まだ望みがあるので頑張る」と、最後まであきらめない覚悟を示した。