森田&山下ペア初優勝 激戦制し号泣
「第2回京冬カップ 日本実業団選抜ソフトテニス選手権」(主催・京都府ソフトテニス連盟、共催・ワタキューセイモア株式会社)が1月30、31日の両日、京都市北区の島津アリーナ京都で開催された。女子は森田奈緒(21)・山下ひかる(27)ペア=ヨネックス=が初優勝した。
女子は昨年の皇后杯を制した森田・山下ペアは1時間に及ぶ激戦を制した。優勝の瞬間、森田はコートにひざまずき、号泣して抱き合った。
山下が故郷の佐賀県で高校の教員になるため今大会限りで引退。入社以来ペアを組み3年間、多くを教わった森田は先輩の花道を飾るため必死だった。
「絶対に悔いのないようにと思った。相手のコートに何度でもボールを入れることだけを考えていた。後は覚えていない」と言葉を詰まらせた。
山下は「森田が走ってくれたおかげ」と、後輩をたたえた。故障続きの競技人生だったが「本当に周りに支えられた」と感謝の涙。「今度は自分が支える側になる」と高校で後進を育成する意向だ。