桂&塩崎ペア初優勝「素直にうれしい」

 「第2回京冬カップ 日本実業団選抜ソフトテニス選手権」(主催・京都府ソフトテニス連盟、共催・ワタキューセイモア株式会社)が1月30、31日の両日、京都市北区の島津アリーナ京都で開催された。同競技では異例の賞金(優勝ペアに50万円)大会で国内トップ級、男女各12ペアが出場。31日の決勝戦で男子は桂拓也(24)・塩崎弘騎(29)ペア=和歌山県庁、女子は森田奈緒(21)・山下ひかる(27)ペア=ヨネックス=が初優勝した。

 男子は昨年の和歌山国体を制した和歌山県庁所属のペアが初賞金を手にした。予選リーグで1敗し、決勝戦もゲームカウント2-2と接戦。「相手の方がレベルは上」(桂)と開き直った。最後は2ゲームを連取して突き放した。

 「挑戦者の気持ちでした。まさか優勝とは」と桂は満面の笑みで振り返った。

 塩崎は東京電力に所属していたが、東日本大震災により部が活動休止となり移籍した苦労人。「素直にうれしい。1ポイントが2、3万円かと思ったら変なミスはできないと思った」と人生最高の緊張感に打ち勝った。

 公務員ゆえ「(賞金は)届け出ないといけないと思う」と、最後まで冷静な“計算力”を働かせた。

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