セーリング富沢、内定1号特権生かす
セーリング男子RSX級リオデジャネイロ五輪代表の富沢慎(31)=トヨタ自動車東日本=が4日、東京都内で行われたセーリング日本代表への佐渡産コシヒカリ贈呈式に出席し、リオのコース攻略に自信をのぞかせた。
3大会連続の五輪となる第一人者がリオの海へ思いをはせた。「山に囲まれ風が不安定で潮も早い不安定な難しい海だが、8月は風が弱いので得意な自分に合っている」。風の影響に大きく左右されるセーリングでは強風下では体重が重い選手が有利だが、逆に弱い場合は軽い選手の方がヨットが沈まず水の抵抗も受けづらい。体重70キロと軽量の部類で臨む富沢にとっては有利な環境だという。全競技を通じて内定第1号の“特権”を生かし現地の視察も済ませた成果が生きる。
懸念される水質汚染についても「見た感じは普通のきれいな海。魚も泳いでいるし、言われているほどではない」ときっぱり。唯一の気掛かり?は贈呈されたコシヒカリ。現在72キロの体重を減らすため、食べ過ぎは厳禁だが「すごくおいしい。少量で満足できる」とこちらも不安はなさそうだった。