水球女子 リオに「かみついてでも行く」
水球の女子日本代表が5日、リオデジャネイロ五輪世界最終予選(3月、オランダ)に向けて千葉県内で行っている合宿を公開した。12カ国中上位4カ国に与えられる出場権獲得へ加藤英雄ヘッドコーチ(55)は「かみついてでも行く」と怪気炎をぶち上げた。
一度は消滅したチャンスをつかみ取る。アジア予選でリオ切符を逃した女子は当初、世界予選に派遣されない方針だったが、日本水泳連盟は1月に一転し、派遣を決定。曲山主将は「引退を決めていた選手もいたけど、ここで絶対に取りたい」と敗者復活に燃えた。
“最終兵器”も投入した。1月から元競泳代表の松田仁美氏、元シンクロ代表の大金ユリカ氏を特別コーチに招へいし、日本の武器である泳力に磨きをかける。指揮官は「お願いしてすぐタイムが上がって驚いた」。欧米勢に泳ぎ勝って、初の五輪出場を決める。