海老沼V 「まず結果を」で実力証明

 「柔道・グランドスラム・パリ大会」(6日、パリ)

 男子66キロ級の海老沼匡(24)=パーク24=と同60キロ級の志々目徹(23)=了徳寺学園職=が優勝した。

 海老沼は、3連覇した14年世界選手権以来となる国際大会制覇にも淡々としていた。「最近は優勝から遠ざかっていた。まず結果を出すことを考えたので、少し硬くなってしまった」と反省も口にした。

 準々決勝では昨年の世界王者に一本勝ち。大内刈りを仕掛け、返し技を見切ったように体を制して投げた。決勝はわずか54秒、内股で仕留めた。「僕が目指す柔道は、こうではない。全部の試合で、前半から試合をもっとコントロールしたい」と、ずっと高いレベルを自らに求めた。

 五輪代表争いの最有力候補が、さらにリードを広げた。見守った日本男子の井上監督は「世界に海老沼が苦手な相手は、ほぼいない。私は世界でトップだと思っている」と絶賛する。

 ロンドン五輪銅メダリストが見据えているのは、4年に一度の頂点のみだ。「ロンドンで負けて、今年金メダルを取るためにやってきている。代表になるつもりで、今後の大会に臨みたい」と力強く語った。

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