昨春結成の平・松本組初V!卓球女子複
「デイリー後援・卓球大阪国際招待選手権」(13日、エディオンアリーナ大阪)
女子ダブルス決勝は平侑里香・松本優希組(東京・サンリツ)が加藤知秋・杏華の姉妹ペア(岐阜・十六銀行)に3-2で競り勝ち、初優勝を飾った。
2-2に追い付かれて迎えた最終第5ゲーム、相手の勢いを止められず、いきなり5点を失った。22歳の松本は浮足立つ2歳下の後輩・平を鼓舞した。
「何でもいいから勝負しよう!」
緊張から解放された平はミスを恐れず厳しい攻めを繰り出した。一気に6-6に追い付くと、10-8のマッチポイント。最後、相手の球がネットにかかった瞬間、喜びより安どの表情を浮かべ2人はハイタッチした。
昨春結成した若いペアが激闘を制し初優勝。「最後は気持ちの部分で結果は決まる」と松本は気迫勝ちを強調。平は「自分は頭が悪いのでリードしていただいた」と先輩の鮮やかな“手綱さばき”に感謝した。
松本は1月の全日本選手権後、胃腸炎で2週間も練習を離脱し、今大会はほぼぶっつけだった。「いつも以上に考えた」と2人で戦略を綿密に練ったことが、見事にはまった。
「おかゆしか食べていなかった」と言うが、前日はハンバーグに舌鼓。14日の女子シングルス戦での2冠へ胃腸とともに全開モードだ。