カーリングLS北見が初V!日本代表に
「カーリング・日本選手権」(13日、みちぎんドリームスタジアム)
女子決勝は前回2位のLS北見が富士急を9-5で下し、初優勝した。第4エンドまでに6-1とし、リードを守り切った。3月の世界選手権、来季のパシフィック・アジア選手権、来年2月の札幌冬季アジア大会に日本代表として出場する。日本が2018年平昌冬季五輪の出場枠を得て、LS北見が来年も日本選手権を制した場合は五輪代表に内定する。
第10エンド途中、ギブアップを意味する握手を求められたLS北見の選手は輪をつくり笑顔を向け合った。スキップの藤沢は「仲間を信じてやってきた結果。プレッシャーをほとんど感じなかった」と声を弾ませた。
1-1の第3エンド、藤沢は最後のショットでハウス(円)中央に近い相手ストーンを射抜いて一挙3点を勝ち越し「あれで気持ちが上がった」。先攻の第4エンドも相手の進路を阻む作戦を徹底してミスを誘い、2点を加えた。
カーリングどころを拠点に結成6季目で初栄冠。当時からの選手は3人で、昨季は北海道銀行から吉田知が、今季も中部電力を4連覇に導いた藤沢が加入。藤沢が「前と違って毎日、時間がある限り」と言う豊富な練習量で大きく成長した。
自らチームを立ち上げた元五輪代表で、今大会は昨秋出産した影響で控えに回った本橋は「チームに再合流した時には尊敬できるぐらい成長して堂々とプレーしていた。目標を現実にしてくれた」と感慨深げだった。