バド世界女王・奥原“ドヤ顔”でV王手
「バドミントン・日本リーグ」(13日、代々木第二体育館)
女子は、昨年のスーパーシリーズ(SS)ファイナル覇者の奥原希望(20)が伊東可奈(再春館製薬所)に2-0でストレート勝ちするなど、日本ユニシスが全勝対決を制し、2年ぶり4度目の優勝に王手をかけた。男子は、同じく昨年のSSファイナル優勝の桃田賢斗(21)がストレート勝ちする活躍で、NTT東日本が1敗を守った。男女ともに14日に最終戦が行われる。
世界女王が“目”で圧倒した。奥原は立ち上がりこそ4連続で失点したが、相手が根負けするまで冷静に球を拾い上げ、甘い球が来たと見るや一気にラケットをフルスイング。「相手をよく見て、守備で試合をつくりながら要所要所でコースに決め切れた」。イメージ通りの試合運びにドヤ顔を見せた。
出場が確実なリオデジャネイロ五輪でのメダル獲得を見据え、年明けからは「海外選手の強いショットとやり合う対策」と男子相手に練習中。「男子は力もスピードもあるので主導権が握れないけど、甘い球が来たら見逃さずに決めきることができている」と成果に手応えをつかんだ。
15日からはアジア団体選手権(インド)で2カ月ぶりの国際大会に臨む。「どれだけ海外選手とやり合えるか確認したい」。さらに磨きをかけた粘り強さで世界を震かんさせる。