北島リオ五輪へ“サイボーグ化”宣言
「競泳・コナミオープン」(21日、東京辰巳国際水泳場)
男子100メートル平泳ぎで、04年アテネ&08年北京五輪2大会連続2冠の北島康介(33)=日本コカ・コーラ=が1分0秒57で2位となり、小関也朱篤(ミキハウス)が59秒67で制した。男子200メートル背泳ぎは萩野公介(21)=東洋大=が1分56秒10で優勝。女子100メートル自由形は、中学3年の池江璃花子(15)=ルネサンス亀戸=が54秒13で制し大会3冠となった。
北島は先週、風邪をひいた影響もありベストな状態ではなかったものの、1月末の東京都選手権を上回る好記録をマーク。「(自分に)期待しかしてないっす。不安はあるけど、順調に練習を積めている自負はある」と自信をのぞかせた。
リオ五輪出場へは、4月の日本選手権で派遣標準記録(59秒63)の突破と2位以内が条件。加齢に反比例して上がるハードルに「シードとかハンデが欲しい」と冗談を放ったが、「平泳ぎの難しさを何年も身をもって体験してきた。(ライバルの)心の隙をどれだけつけるかが勝負だし、その経験値は僕の方がある」と言い切った。
23日からはスペイン・グラナダで高地合宿を行う。「サイボーグじゃないけど、体にタイムをたたき込む。死ぬ思いでやりますよ。水泳人生のラストチャンスだと思って」。チョー気持ちいい夏に向けて総仕上げに入る。